
更新日 : 2022/01/17

更新日 : 2022/07/11

更新日 : 2021/07/12

更新日 : 2021/08/08

更新日 : 2021/07/03

更新日 : 2022/02/22
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日本からオーストラリアの主要都市へは直行便と乗り継ぎ便(経由便)が運航されています。東京(成田国際空港・羽田空港)、大阪(関西国際空港)、北海道(新千歳空港)から直行便が就航し、日本に一番近い都市ケアンズまでは約7時間30分で到着します。ダーウィンなど直行便の運航がない都市までは乗り継ぎ便で約14時間と、目的地や移動手段により飛行時間は大きく異なります。なお、日本とオーストラリア間は偏西風の影響を受けにくいため、往路と復路の飛行時間にほとんど差がありません。
ここでは日本とオーストラリア間の飛行時間を、直行便、乗り継ぎ便、就航先(都市)ごとに紹介します。
日本の約20倍もの国土を持つオーストラリアは、国内に141か所の空港があります。この数はアメリカ、カナダ、中国、ロシアに次ぐ数で、オセアニア地域の中では最多です。日本からオーストラリアの飛行時間は直行便で約7時間30分~10時間30分、乗り継ぎ便は空港での待機時間を含め12~19時間程度、待機時間が長い場合は約22時間かかる場合もあります。直行便は東京(成田国際空港、羽田空港)、大阪(関西国際空港)、北海道(新千歳空港)の4つの空港から発着し、日本から最も近いケアンズまで約7時間30分、パースやメルボルンへは約10時間30分で到着します。日本から直行便がないキャンベラ、アデレード、ホバート、ダーウィンなどへ向かう場合は、オーストラリア到着後に乗り継ぎ便を利用します。また、アジア圏を経由する便は主にシンガポール航空、キャセイパシフィック航空、チャイナエアライン航空が一般的です。
飛行機で海外へ行く場合には、目的地まで乗り換えなしで移動できる“直行便”と、中継地の空港で飛行機を乗り換える“乗り継ぎ便”のどちらかを選ぶことになります。日本からオーストラリア間の渡航は移動時間が長いため、乗り換えのない直行便が便利です。現在、日本は成田国際空港と羽田空港、関西国際空港、新千歳空港(冬季のみ)の4空港、オーストラリアはシドニー国際空港、ケアンズ国際空港、ゴールドコースト空港、ブリスベン空港、メルボルン空港、パース空港の6空港の間で直行便が就航しています。(2022年5月時点)
ここでは日本からオーストラリアの各都市へ直行で就航する便と飛行時間を紹介します。
シドニー国際空港はオーストラリアで一番利用客の多い空港です。次いで利用客の多い空港はメルボルン、ブリスベン、ゴールドコーストの順になります。日本からシドニー行きの直行便は、カンタス航空、日本航空、全日空の3社が定期便を運航し、羽田空港からは日本航空と全日空が就航しています。カンタス航空は12月から2月限定で、新千歳空港(北海道・札幌)からシドニーへの直行便を就航しています。
メルボルンにはメルボルン空港とアバロン空港の2つの空港があり、成田国際空港・羽田空港発からメルボルン空港への直行便が就航しています。東京以外から出発する場合は国内線を乗り継ぎ成田・羽田発の直行便を利用するか、香港・シンガポール・クアラルンプールなどアジアの主要都市を経由して向かう方法が一般的です。カンタス航空と日本航空の2社が定期便を運航しています。
シドニー、メルボルンに次ぐオーストラリア第3の都市ブリスベンにあるブリスベン空港は、ゴールドコーストへの玄関口として知られます。日本からは羽田空港からブリスベン行きの直行便が就航し、直行便以外にはシドニー・ケアンズ・台北・シンガポール経由で行くルートがあります。東京以外から出発する場合は、国内線を乗り継いで羽田空港発のカンタス航空便を利用するのが一般的です。
ゴールドコースト空港は“クーランガッタ空港”とも呼ばれ、人気観光地サーファーズパラダイスから車で30分ほどの場所にある国際空港です。ブリスベン空港と共にゴールドコーストの空の玄関口として知られ、オーストラリアでは6番目に利用者の多い空港です。空港内は国際線と国内線の2つのターミナルで構成され、両ターミナル間はエアトレインで移動できます。また、ゴールドコーストだけでなくブリスベンへも車で1時間ほどの距離です。
ケアンズへの直行便は日本航空とカンタス航空のコードシェアが週5便運航しています。日本航空でプレミアムエコノミークラスを予約した場合は、機内でビジネスクラスのサービスが提供されます。乗り継ぎ便での最短はシドニーで乗り換えるルートで、羽田からシドニー国際空港まで約9時間30分、シドニー国際空港からケアンズ国際空港まで約3時間です。
オーストラリアの3分の1を占める西オーストラリア州の州都パースは、治安が良く公共交通機関が発達している世界有数の住みやすい街です。コンパクトな街ながら雄大な自然やグルメなど様々な魅力があります。パース空港はパース中心地に近接し、都市部の航空需要の大部分を担います。国際的な基準では中規模の空港ですが、オーストラリア西部唯一の主要国際空港です。日本からパースは、2019年に成田国際空港を発着する直行便が就航しました。
日本から直行便がない都市へは、直行便が就航している空港から国内線に乗り換える必要があります。
ここでは空港で乗り継ぐオーストラリア主要都市への飛行時間を紹介します。経由地での乗り換え時間は加味されていないため、正確な渡航時間は航空会社や旅行会社にてご確認ください。
南オーストラリア州の州都アデレードは“芸術と文化の都市”として知られます。街のいたる所に中世に建てられたヨーロッパ調の建物が数多くあり、少し足を延ばせばオーストラリア屈指のワイナリーや野生動物の生息地、美しい海などの見どころがあります。アデレード空港はアデレード中心街から西に6kmの位置にあり、隣接するウェスト・ビーチのマリンアクティビティやハーバータウン・アウトレットモールが人気です。
アリススプリングスは、ノーザンテリトリー(州都ダーウィン)にあるオーストラリア内陸の砂漠地帯“レッドセンター”の玄関口として知られます。世界遺産ウルル(エアーズロック)で知られる“カタ・ジュタ国立公園”から14kmに位置し、オーストラリアのほとんどの主要都市から直行便が就航しています。
エアーズロック空港はノーザンテリトリー準州にあり、航空事業の功労者エドワード・コネランを記念して“コネラン空港”とも呼ばれます。ノーザンテリトリー第二の都市であるアリススプリングスから車で5時間、ウルル(エアーズロック)からは車で約20分の距離にあり年間約40万人が訪れます。エアーズロックへ訪れる際は日本から直行便が就航しているケアンズかシドニーを経由しエアーズロック空港に向かうのが一般的ですが、アリススプリングスに立ち寄りそこからバスやツアーで向かう方法もあります。
キャンベラ国際空港はオーストラリアの首都キャンベラ近郊に位置し、オーストラリアで8番目に旅客数が多い空港です。ACT(首都特別地域)を取り囲むニューサウスウェールズ州南部の主要空港で、市の中心部からバスやタクシーで10分程の場所にあります。日本との直行便はありませんが、シドニー、メルボルン、ブリスベンなどオーストラリアの主要都市から直行便が就航しています。
グラッドストーン空港はクイーンズランド州の都市グラッドストーンの中心街から10kmの位置にあり、主な航空会社はカンタス航空です。グラッドストーンは世界的にも有名な観光スポット“グレートバリアリーフ”の南側“サザングレートバリアリーフ”に位置し、広大な美しいビーチや緑豊かな自然を満喫できます。グラッドストーン空港からは水上飛行機でヘロン島まで渡ることができます。
ダーウィン国際空港はノーザンテリトリーの州都ダーウィンにある軍民共用空港で、ダーウィン市街中心部から北東へ7kmに位置します。ノーザンテリトリーで最も旅客数の多い空港であり、オーストラリア国内ではホバート国際空港に次いで10番目に旅客数の多い空港です。国際旅客ターミナルと国内旅客ターミナル、貨物ターミナルがあり、二つの旅客ターミナルにはショップ・カフェテリアがあります。
時差は経度で15度移動するごとに1時間生じます。オーストラリアは地理的に日本のほぼ真南に位置するため、時差はわずか1時間前後です。オーストラリア旅行では時差ボケに悩まされることなく、帰国後はスムーズに生活に戻ることができます。
広大なオーストラリアは3つのタイムゾーン(時間帯)に分かれるため、州間で時差がある場合があります。
2022年のオーストラリアのサマータイム(夏時間)は、2022年10月2日午前2時に始まり2023年の4月3日に終わります。終了時は時計を1時間戻し、開始時は時計を1時間進めます。
日本とオーストラリア各州・サマータイム期間中の時差については、以下の“日本とオーストラリアの時差表”からご確認ください。
州・準州 | 都市・州都名 | 日本との時差 | サマータイム時差 | サマータイム実施 |
クイーンズランド州 | ケアンズ | +1 | +1 | なし |
クイーンズランド州 | ブリスベン | +1 | +1 | なし |
クイーンズランド州 | ゴールドコースト | +1 | +1 | なし |
ニューサウスウェールズ州 | シドニー | +1 | +2 | あり |
ACT(首都特別地域) | キャンベラ | +1 | +2 | あり |
ビクトリア州 | メルボルン | +1 | +2 | あり |
タスマニア州 | ホバート | +1 | +2 | あり |
南オーストラリア州 | アデレード | +0.5 | +1.5 | あり |
西オーストラリア州 | パース | -1 | -1 | なし |
ノーザンテリトリー | ダーウィン | +0.5 | +0.5 | なし |
(単位:時間、2022年時点) |
※+1は日本が正午の場合、現地時間は午後1時、-1は午前11時になります。
日本国籍の方が90日以内の観光旅行などを目的にオーストラリアへ渡航する際は、ETAS(イータス)の事前申請が必須となります。ETAS(イータス)はオーストラリア政府移民局が定める「電子渡航認証制度」で、少なくとも出発3日前までの手続きを推奨しています。ETAS(イータス)の申請は全てオンラインで行い、申請が承認された方は“渡航認証許可”の通知が届きます。ETAS(イータス)の渡航認証許可を取得していない場合は旅客機への搭乗拒否が予想されますので、渡航前に必ず申請をお願いします。
ETAS(イータス)に関する詳細は“オーストラリア観光ビザのETAS(イータス)とは”をご確認ください。
更新日 : 2022/08/01