メルボルンの人気・おすすめ観光スポット20選

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メルボルンの人気・おすすめ観光スポット20選

メルボルンの観光スポット

オーストラリア南東部の海岸沿いにあるビクトリア州の州都メルボルンは、エコノミストが選ぶ”最も住みやすい都市ランキング“で何度も1位を獲得しています。カールトン庭園フィッツロイ庭園など緑豊かで歴史ある庭園が数多くあり、移民により持ち込まれた様々な食文化が根付き国際色豊かなグルメが楽しめます。
このページでは、メルボルンの魅力やおすすめ観光スポットを20か所厳選して紹介します。

”最も住みやすい都市”メルボルンとは

緑豊かな公園が数多く点在するメルボルンは“ガーデン・シティ”としても知られ、ワーキングホリデーや留学先としても人気があります。無料の循環路面電車”シティ・サークル・トラム”で基盤の目のように区画された街並みをゆっくりと観光できるでしょう。また、全豪オープンテニス、F1グランプリ、競馬のメルボルンカップなどスポーツ祭典の開催地としても知られます。夏は日照時間が長く夜8時ごろまで明るい一方、冬は昼を過ぎると日が落ち始めます。メルボルンの気候については“メルボルンの年間気温と最適な服装”でご確認ください。

メルボルンの人気観光スポット

オーストラリア第二の都市メルボルンは、移民により持ち込まれた様々な食文化が楽しめる美食の街としても知られます。約3,000以上あるレストランや郊外のワイナリー、食とワインがテーマの”メルボルン・フード&ワイン・フェスティバル“など美食の街にふさわしいイベントやアクティビティが充実しています。ビルの屋上やリバービューなど景観にこだわったバーやレストラン・カフェも多く、イタリアからの移民が持ち込んだカフェ文化による美味しいコーヒーには定評があります。また、カールトン庭園フィッツロイ庭園など歴史遺産も多く、観光や散策には事欠きません。メルボルン中心地は路面電車、電車、バスが走っており相互に乗り換えが可能です。ゾーンごとに統一料金で、支払いには公共交通機関専用のマイキーカード(Myki Card)が便利です。

王立展示館・カールトン庭園 / The Royal Exhibition Building and Carlton Gardens

王立展示館・カールトン庭園 / The Royal Exhibition Building and Carlton Gardens

ビクトリア州メルボルン北東端にあるカールトン庭園は、約26ヘクタールの敷地内にフクロギツネなどの野生動物が生息する自然豊かな庭園です。四季折々の花々が楽しめる森や並木道、点在する小さな湖は市民の憩いの場になっています。庭園内にはメルボルン博物館、映画館アイマックス・シアター移民博物館、テニスコート、児童公園などがあり家族連れも楽しめるでしょう。植民地解放100年を記念し建設された初のヨーロッパ風建築”王立展示館”は、“王立展示館&カールトン庭園”として2004年にユネスコ(UNESCO)世界遺産に登録されました。オーストラリアで登録される世界遺産はほとんどが“自然遺産”ですが、“王立展示館&カールトン庭園”は初めて文化遺産として登録されました。

所在地:9 Nicholson St, Carlton, Vic 3053
営業時間:月~金曜日10:00~16:00
アクセス:トラム“パーラメント(Parliament)”駅下車すぐ
公式サイト:The Royal Exhibition Building and Carlton Gardens

クイーンビクトリア・マーケット / Queen Victoria Market

“メルボルンの台所”と呼ばれるクイーンビクトリア・マーケットは600 以上の屋台が並び、新鮮な野菜、魚介類、衣料品、土産物、雑貨など、ありとあらゆるものが売られるメルボルン最大のマーケットです。新鮮で質の高い食材が手に入るためメルボルン中のシェフが仕入れに訪れます。早朝は新鮮な食材を求める人々で混み合うため、ゆっくり買い物をしたい方は空いている午後に訪れるのはいかがでしょう。気心知れた店のオーナー同士が競い合って客を呼び込む様子や値段交渉をする人々など、見ているだけで楽しくなります。骨董品店や一点ものを扱う洋品店では掘り出し物が見つかるかもしれません。目的のお店を探すにはインフォメーションセンターが便利ですが、マーケット全体を見学したい方は2時間ほどでマーケットの歴史からお買い得情報まで得られるガイドツアーに参加しましょう。ツアーは”クイーンビクトリア・マーケット“のホームページから予約が出来ます。

所在地:513 Elizabeth St. Melbourne, VIC 3000
営業時間:6:00~15:00 (日によって変わります)
アクセス:トラム“クイーンビクトリア・マーケット(Queen Victoria Market)” 駅下車すぐ
公式サイト:Queen Victoria Market
ビクトリア州議事堂 / Parliament House

ビクトリア州議事堂 / Parliament House

ビクトリア州議事堂は、首都キャンベラが建立される1927年まで国の最高連邦議会が開かれていた歴史ある議事堂です。建築には古代ギリシャのコリント様式が取り入られ、ファサード(建物の正面)の支柱が上部に向かって細くなっているのが特徴です。建物自体の建築は1856年に終わりましたが、ファサードは37年後の1893年に完成しました。外観の印象を明るくするため、メルボルンから230km離れたグランピアンの石材を使用したことが完成の遅れた理由のひとつと言われています。写真に納まりきらないほどスケールの大きな議事堂をじっくり観察すると、装飾や紋様が時間をかけて丁寧に造られたことがわかります。現在はビクトリア州議会や無料のガイドツアー、コンサートが催行され、館内のレストランやギフトショップではオリジナルグッズが販売されます。

所在地: Parliament House, Spring St, East Melbourne, Victoria 3002
営業時間:月~金曜日 8:30~17:00
アクセス:トラム“パーラメント(Parliament)”駅から徒歩2分
公式サイト:Parliament of Victoria

フィッツロイ庭園 / Fitzroy Garden

メルボルン南部に位置するフィッツロイ庭園は、かつては建築資材として使用されたブルーストーンの石切り場でした。26ヘクタールの広大な園内にある英国旗ユニオンジャックを模した小径からは、イギリスと国交が盛んだった150年前の様子がうかがえます。1770年にシドニーに初来航した歴史的人物”キャプテン・クックの家“や、イギリスの古い村をミニチュアで再現した“チューダービレッジ”、妖精やオーストラリアの動物を彫刻した“フェアリーズ・ツリー”などがあります。キャプテン・クックの家は家具や調度品ごと本国イギリスから移築され、当時の息遣いそのままに展示されています。都心から約10分とアクセスが良いため、毎年約200万人もの市民や観光客が訪れ、近隣にあるセント・パトリック大聖堂と共に足を延ばしたい観光エリアのひとつです。

所在地:Wellington Parade, East Melbourne, VIC 3002
営業時間:9:00~17:00 (年中無休)
アクセス:トラム“パーラメント(Parliament)”駅から徒歩5分
公式サイト:Fitzroy Gardens Melbourne
ロイヤル・アーケード / Royal Arcade

ロイヤル・アーケード / Royal Arcade

ロイヤル・アーケードは”セントラル・ビジネス・ディストリクト(CBD)”と呼ばれるビジネス街にあります。リトル・コリンズ・ストリートエリザベス・ストリートバーク・ストリートの3つの通りで構成され、“リトル・コリンズ・ストリート”に近い南側には通りを象徴する大きな時計台があります。時計台には神話に登場する“ゴグ”と“マゴグ”が左右に並び、定時には歴史を感じさせる鐘の音でアーケード中に時間を知らせます。ブティックやジュエリー・ギフトショップなどが多く、ショッピング客で賑わいます。ショッピングの計画を立てる際はロイヤル・アーケード公式ホームページにて店舗一覧をご確認ください。歩き疲れたらオーストラリアで人気のチョコレートショップ”ココ・ブラック”のホットチョコレートで一息ついてはいかがでしょうか。

所在地:335 Bourke Street Mall, Melbourne, VIC 3000
営業時間:店舗により異なる
アクセス:トラム“エリザベス・ストリート(Elizabeth ST.)”駅下車すぐ
公式サイト:Royal Arcade Melbourne

ブロック・アーケード / The Block Arcade

メルボルン市内中心にあるブロック・アーケードは、コリンズ・ストリートとエリザベス・ストリートがL字型に繋がるメルボルン最古のアーケードです。通路上部の天窓には電気が普及する以前の“ガラスを多用した採光方式”が使われ、床一面にはモザイク画がちりばめられています。“オーストラリアで最もエレガントなアーケード”と呼ばれ、通りにはブティックやジュエリーショップ、ギフトショップなど30ほどの店舗が並びます。1982年に開店した当時から人気のある“リボン・サンドウィッチ”や色とりどりのケーキのほか、本格的な英国式ハイティーが楽しめるティールーム1982 / the tearooms 1892 は一見の価値があるでしょう。

所在地:282 Collins Street, Melbourne VIC 3000
営業時間:店舗により異なる
アクセス:トラム“エリザベス・ストリート(Elizabeth ST.)”駅から徒歩1分
公式サイト:The Block Arcade
ライゴン・ストリート / Lygon Street

ライゴン・ストリート / Lygon Street

イタリアからの移民が多く住むライゴン・ストリートは、イタリアンレストランが多く本場のピザやパスタが食べられるグルメスポットです。近くにあるメルボルン博物館の観光前に朝早くから営業しているお店で朝食を楽しむか、観光後に食事に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。本格的なイタリア料理やイタリアワインをはじめ、ジェラートなどのデザートも充実しています。通りに面したオープンカフェからはイタリア語が飛び交うため、オーストラリアにいることを忘れそうになります。レストランやカフェ以外にもブティック、本屋、ギャラリー、アンティークショップなどがあり、お店を覗きながら散策が楽しめます。

所在地:110 Lygon St, Carlton VIC 3053
営業時間:店舗により異なる
アクセス:トラム“リチャードソン(Richardson ST.)”駅から徒歩5分
公式サイト:Lygon Street Carlton

ユーレカ・タワー / Eureka Tower

地上92階、高さ300mのユーレカ・タワーは、オフィスと住宅層に分かれた複合高層ビルです。2007年オープン当時は世界一の高さを誇り、展望台の高さとエレベーターの速さは現在も南半球一です。88階部分からせり出すように作られたガラスキューブの展望台”エッジ(edge)”では、地上285mの高さから宙吊りになるようなスリル満点な体験が楽しめます。“エッジ(edge)”で楽しんだ後は同階にあるスカイバー88で絶景と共にソフトドリンクやアルコールが味わえます。記念日には89階にあるドレスコード必須のレストラン”ユーレカ89“で、メルボルンを一望しながらディナーを楽しむのはいかがでしょう。

所在地:7 Riverside Quay, Southbank, Melbourne, Victoria 3006
営業時間:10:00~22:00 (入場は21:30まで)
アクセス:電車またはトラム“フリンダース・ストリート (Flinders ST.)”駅から徒歩5分
公式サイト:Melbourun Skydeck
メルボルン・スター観覧車 / Melbourne Star

メルボルン・スター観覧車 / Melbourne Star

地上から頂上まで117.55m、直径約110mのメルボルン・スター観覧車は、メルボルンが一望できる南半球一大きな観覧車です。オーストラリアの国旗“七稜星”を表現した巨大ホイールは放射状に延びた7本のアームとリング状の部品で構成され、LEDでメッセージやニュースを表示するなど様々な演出に利用されます。30分で一周する観覧車は20人乗りのキャビンが21台あり、定員は420名です。キャビン内は自由に移動できるほど広く、全方向がガラス張りのため360度の大パノラマが楽しめます。
最大10名まで利用できるプライベートキャビンではケータリングが利用でき、パーティや結婚式、ヨガ教室など様々なイベントに使われます。宝石箱のような夜景が見られるキャビンは、プロポーズや愛の告白に利用されることも少なくありません。

所在地:101 Waterfront Way Docklands, Melbourne Vic 3008
営業時間:11:00~21:00 (シーズンにより変更)
アクセス:トラム“ディストリクト・ドックランズ(The District Docklands)”駅下車すぐ
公式サイト:Melbourne Star

ホイザー・レーン / Hosier Lane

メルボルンのストリートアート文化の発信地として知られるホイザー・レーンは、フェデレーション・スクエアの向かいに位置します。ショップの壁やシャッター、ガレージ、ごみ箱などが住民や無名のアーティスト達の絵で埋め尽くされ、石畳の街並みを彩ります。ニューヨークのストリートアートに触発されたメルボルンの芸術家たちが、1970年初頭から街に落書きを始めたのが起源だと言われます。“ホイザー・レーン”を横に入った裏路地“ラトリッジ・レーン”は、アーティストが自由に描けるよう2013年に通り一面が真っ青に塗りつぶされました。ストリート・アーティスト達が運営するストリートアート・ツアーでは、近隣のアート・レーンをまとめて訪れることができます。グラフィティに覆われた裏路地を歩いているうちに制作中のアーティストに出くわすことがあるかもしれません。

所在地:hosier ln Melbourne VIC 3000 Australia
営業時間:店舗により異なる (見学は年中無休)
アクセス:電車またはトラム“フリンダース・ストリート(Flinders ST)”駅から徒歩4分
公式サイト:Hosier Lane Street Art
フリンダース・ストリート駅 / Flinders Street Station

フリンダース・ストリート駅 / Flinders Street Station

フリンダース・ストリート駅は1854年に完成したオーストラリア最古の駅で、ルネッサンス様式の駅舎はメルボルンのシンボルのひとつです。メルボルンのメインストリート”スワンストン・ストリート”と”フリンダース・ストリート”の交差点にあり、市内全ての列車やトラムの乗り換え路線が集中するターミナル駅として毎日2万人以上の市民が利用します。駅の地下にはショップやカフェがあり、近隣には博物館や美術館などの観光スポットが点在します。アレクサンドラ庭園や近くを流れるヤラ川の遊歩道では、くつろぐ人々の姿が見られるでしょう。映画『魔女の宅急便』で主人公“キキ”が新たな生活をスタートさせた街の時計台は、この駅がモデルだと言われています。

所在地:Flinders Street Station Melbourne
営業時間:24時間年中無休
アクセス:電車またはトラム“フリンダース・ストリート(Flinders St.)”駅下車
公式サイト:Flinders Street Station

セント・パトリック大聖堂 / St. Patrick’s Cathedral

メルボルンにあるローマカトリックのセント・パトリック大聖堂は、ゴールドラッシュ時代の1939年に建設が始まり80年以上の長い歳月を経て完成しました。建物は全長103m幅56m高さ105mとオーストラリア最大で、ゴシック建築の外装や100mを超える尖塔、モザイクの内壁、イギリスで作られたステンドグラスは一見の価値があります。1986年には教皇“ヨハネ・パウロ2世”が公式訪問したことでも知られ、アメリカのニューヨークアイルランドのダブリンにも同名の聖堂があります。
都心からアクセスするのに便利な場所にあり、フィッツロイ庭園メルボルン博物館が近いため合わせて訪れてはいかがでしょう。礼拝ではパイプオルガンの音色とともに讃美歌が歌われます。

所在地:1 Cathedral Place, East Melbourne VIC 3002
営業時間:7:00~16:30 (土曜 7:30~19:00、日曜 7:30~19:30)
アクセス:トラム“バーク・ストリート(Bourke ST.)”駅から徒歩2分
公式サイト:St. Patricks Cathedral (Catholic Archdiocese of Melbourne)
チャイナタウン / Chinatown Melbourne

チャイナタウン / Chinatown Melbourne

メルボルンのチャイナタウンは中国をはじめインドシナ、シンガポール、マレーシア、台湾、香港からの移民が定住したオーストラリア最古の中国街です。レストラン、カラオケ店、バー、ファッションブティックなど、異国情緒豊かに様々なお店が並びます。街の中心部に位置するチャイニーズ・ミュージアム5階には中国博物館があり、オーストラリアに移住した中国人の歴史的遺産や文化が展示されています。中国の旧正月と言われる2月上旬から中旬には大規模なチャイニーズ・ニューイヤーフェスティバルが開催され、中国でお祝いを意味する赤色で街中が染まります。中秋節に開催されるランタン・フェスティバルでは街を彩る幻想的なランタンの作品や獅子舞などが見られるでしょう。130年の歴史を持つハー・マジェスティーズ・シアターでは、ミュージカル、オペラ、バレエ、演劇、コンサートが上演されます。

所在地:Little Bourke Street, Melbourne, VIC 3000
営業時間:店舗により異なる
アクセス:トラム”パーラメント(Parliament)“駅下車すぐ
公式サイト:Chinatown Melbourne.

旧メルボルン監獄 / Old Melbourne Gaol

1841年に作られた刑務所を公開している旧メルボルン監獄では、監獄内部や実際に使用された130以上の拷問道具やデスマスクなどが見学できます。この博物館の目玉は囚人体験が出来るツアーで、入場料を支払い施設に入るとすぐに囚人として廊下に並ばされます。架空の人物の名前、罪状、出身が書かれたカードが渡され、囚人になりきり看守に扮したガイドの尋問に答えなくてはなりません。暗い牢屋が並ぶ廊下を囚人として歩く体験は忘れられない旅の思い出になるでしょう。ショップにはおもちゃの手錠など監獄らしいお土産がたくさんあります。夜間のツアーもありますので、のんびりとしたイメージが強いオーストラリアで異色の恐怖体験はいかがでしょう。

所在地:377 Russell St Melbourne, VIC 3000
営業時間:10:00~17:00
アクセス:トラム“メルボルンセントラル(Melbourne Central)”駅から徒歩2分
公式サイト:Old Melbourne Gaol
ビクトリア州立図書館 / State Library Victoria

ビクトリア州立図書館 / State Library Victoria

“世界の美しい図書館ランキング“で常に上位にあがるビクトリア州立図書館は、無料で利用できる世界初の公共図書館として1856年に開館します。オーストラリア最古の図書館としても知られ、当時は収容可能人数、収蔵数は世界最大を誇りました。現在も200万冊の書籍、35万部の写真、写本、地図などの収蔵を目当てに年間約200万人の人々が訪れます。内外のデザインや建物の美しさも定評があり、白い壁と吹き抜けのドームが特徴的です。八角形のドーム状になったリーディングルームや部屋の中央から八方に伸びた長いテーブルは、吹き抜けのためエレベーターや階段から見下ろすことができます。全ての施設は観光客も利用できるためWi-Fi完備のカフェや本屋で一息ついてはいかがでしょうか。タイミングが良ければ図書館の庭で、等身大の駒でチェスを楽しむ人々が見られるでしょう。

所在地:328 Swanston St, Melbourne VIC 3000
営業時間:10:00~18:00 (年中無休)
アクセス:トラム“メルボルン中央(Melbourne Central)”駅下車すぐ
公式サイト:State Library Victoria

ビクトリア国立美術館 / National Gallery of Victoria(NGV)

オーストラリアで最初にオープンした美術館”ビクトリア国立美術館”は160年の歴史があり、設立は連邦政府発足前までさかのぼります。そのため、ビクトリア州政府の管轄でありながら“国立”の名を冠し、市民からは“NGVインターナショナル”の愛称で親しまれます。現在まで数度にわたり改築が行われ、携わったデザイナーの中には後にエリザベス2世より”騎士(Sir)“の名誉称号を授与されたメルボルン生まれの建築家”ロイ・グラウンズ(Roy Grounds)“や、イタリアを代表するデザイナー兼建築家”マリオ・ベリーニ(Mario Bellini)“が名を連ねます。美術品の収蔵数は7万点にもおよび、古伊万里など日本の美術品も常設されています。
ビクトリア国立美術館に隣接するイアンポッターセンター(Ian Potter Centre)は、2003年に同美術館の別館としてオープンしました。世界中の美術品を展示する“NGVインターナショナル”に対し、同センターは“NGVオーストラリア”と呼ばれます。ガラス張りの箱の中に針を巡らせたようなユニークな外観の館内には、アボリジナルアートをはじめとするオーストラリア国内の作品2万点以上が展示されています。

所在地:180 St Kilda Rd, Melbourne VIC 3006
営業時間:9:00~17:00 (一部祝日は時間変更あり)
アクセス:トラム“フリンダース・ストリート(Flinders ST.)”駅から徒歩3分
公式サイト:National Gallery of Victoria (NGV)
メルボルン王立植物園 / Royal Botanic Gardens Victoria

メルボルン王立植物園 / Royal Botanic Gardens Victoria

38ヘクタールの園内で約1万種の植物が観賞できるメルボルン王立植物園は、1846年開園の歴史ある国立植物園です。50種近い野鳥が訪れることからバード・ウォッチング・スポットとしても親しまれ、ブラックスワンやベルバード、コッカトゥー、ワライカワセミなどオーストラリア特有の珍しい野鳥たちが観察できます。無料のウォーク・ツアーでは知識豊富なガイドから様々なレクチャーが受けられ、園内の湖をゴンドラのような船で周遊できるパンティングでは船上から園内の景色が楽しめるでしょう。天気が良い休日にはピクニックを楽しむ家族連れで賑わい、ガーデンウェディングも行われています。ビジター・センターの横にはオープンカフェやレストランが併設され、ショップにはボタニカルアートを描いた文房具や食器、植物を使ったスキンケア製品などが揃います。

所在地:Birdwood Avenue, South Yarra, Melbourne, VIC 3141
営業時間:7:30~日没 (ビジターセンター 9:00~17:00)
アクセス:トラム“グランド・セントポリス・メモリアル(Grant St-Police Memorial)”駅下車すぐ
公式サイト:Royal Botanic Gardens Victoria

メルボルン動物園 / Melbourne Zoo

オーストラリアを代表するコアラやカンガルーをはじめ320種類以上の動物や鳥類に会うことができるメルボルン動物園は、1862年に開園したオーストラリアで最古の動物園です。生態に合わせた環境の中で飼育しているため、野生に近い姿を観察することができます。ランチから翌日の朝食付きガイドツアー“野生動物と過ごすキャンプ(Roar ‘n’ Snore overnight camp)”は、テントで動物たちの咆哮を聞きながら眠りにつけ一日中動物園で過ごせます。餌付けや飼育員による解説、動物たちのショーなどのイベントも多数用意され、週末にはピクニックを楽しむ家族連れの姿が見られます。ランチボックスの予約ができるため、観光客もピクニックを楽しむことができます。園内には売店、ベーカリー、ビストロ、レストランに加えここでしか手に入らない土産品を扱うショップもあります。夏季となる1~3月には週末限定で音楽フェスティバル “動物園の夕べ(Zoo Twilights)”が開催され、ライブを楽しみに多くの市民が集まります。この時期にメルボルンを訪れる方は公式ホームページをチェックしましょう。

所在地:Elliott Ave, Parkville
営業時間:9:00~17:00
アクセス:トラム“ロイヤル・パーク(Royal Park)”駅から徒歩10分
公式サイト:Melbourne Zoo
ブライトン・ビーチ / Brighton Beach

ブライトン・ビーチ / Brighton Beach

ブライトン・ビーチ周辺はビクトリア州の中でも富裕層が多く住むことで知られ、駅からビーチまでは豪邸が連なります。海沿いにはカラフルなビーチハウスが規則正しく並び、海水浴よりもビーチハウス見学のために多くの観光客が集まります。約100軒のビーチハウスはそれぞれのオーナーがデコレーションに趣向を凝らし、更衣室やビーチ用品の収納に利用されます。デコレーションのモチーフには日本でおなじみのゲームキャラクターや葛飾北斎も見られ、派手な色使いが目を引きます。ビーチは波が穏やかなため、小さな子どもでも安心して海水浴が楽しめます。
メルボルンシティから電車で30分程の距離にあり、都心のホテルから日帰りで観光できます。

所在地:122 Esplanade, Brighton VIC 3186
営業時間:見学は年中無休
アクセス:電車“ブライトン・ビーチ(Brighton Beach)“駅すぐ
公式サイト:Brighton Beach

セントキルダ・ビーチ / ST. kilda beach

都心から気軽に行けるビーチリゾート“セントキルダ・ビーチ”は、メルボルンの南東6kmの位置にあります。自然をそのまま残すビーチの中で唯一リゾート開発され、海水浴以外にもショッピングやグルメなど様々な楽しみ方ができます。桟橋奥の防波堤には世界最小のペンギン”リトル・ブルー・ペンギン”の群れが見られます。野生のペンギンを観察する際は、餌付けをしない、写真撮影はフラッシュ禁止などのルールがあるため注意が必要です。毎週日曜日10時からは50店以上のお店が軒を連ねるセントキルダ・エスプラネード・マーケットが開催されます。ここでしか手に入らないアートやジュエリー、工芸品、石鹸やスクラブ等が販売されるためお土産探しに訪れてはいかがでしょう。また、このビーチのアイコンになっている大きく口を開けた巨人の門をくぐると、100年以上の歴史を持つ遊園地が広がります。小さな子ども連れの家族からカップルまで楽しめるビーチです。

所在地:St.Kilda, Melbourne
営業時間:店舗による
アクセス:トラム“セントキルダ・ビーチ(St. Kilda Beach)”駅下車すぐ
公式サイト:ST. kilda Melcourne

メルボルンで快適な旅を

メルボルンのおすすめ観光スポットを22か所紹介しました。”最も住みやすい都市ランキング“で何度も1位を獲得するほど居心地のよいメルボルンは、温暖で梅雨が短く日本と同じように四季が楽しめます。春は9~11月、夏は12~2月、秋は3~5月、冬は6~8月と日本と真逆なのがよくわかります。年間の平均最高気温は28℃とさほど高くなく夏でも快適に過ごせますが、冬は気温が下がり冷え込むため厚手の上着やセーターが必要です。渡航時にはメルボルンの気候をチェックし快適な旅をお楽しみください。

メルボルンへの観光・滞在にはETAS(イータス)の事前申請が必要です

メルボルンへの観光や出張などを目的とするオーストラリア渡航の際は、ETAS(イータス)の申請が必要です。ETAS(イータス)を管轄するオーストラリア政府移民局では、渡航が決定した段階での申請を推奨しています。申請後は当局による審査が行われ当日または翌日には審査結果が届きますが、審査に時間を要する場合もあるため渡航3日前までにはETAS(イータス)申請を済ませましょう。ETAS(イータス)の有効期限は1年間です。ただし、パスポートの有効期限が1年未満の方は有効期限日を過ぎるとETAS(イータス)も失効するため、パスポートの更新を済ませた後に申請することを推奨します。
ETAS(イータス)に関する詳しい情報と申請方法は”オーストラリア観光ビザのETAS(イータス)とは”をご確認ください。

更新日 : 2022/04/08