ビクトリア州 メルボルン地域の外出規制を一部緩和へ

ビクトリア州政府は10月18日よりメルボルン地域で施行されている外出規制の一部を緩和しました。州政府は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、感染者が特に多く確認されたメルボルン地域を対象に厳しい外出規制を施行。同地域の居住者は生活必需品の買い出し、運動、通院や介護、通勤および通学の目的以外で外出することが禁止されています。今回の決定で外出時の移動距離と時間制限に関する内容が緩和されました。

これまでメルボルン地域の居住者が外出する場合、移動距離は自宅から5km圏内までとし、運動や買い出し目的での外出は2時間までに制限されていました。しかし、規制の緩和により移動距離は自宅から25km圏内までに拡大され、時間制限が撤廃となりました。

本件を発表したビクトリア州のダニエル・アンドリュース首相は会見にて、11月2日よりメルボルン地域の規制措置をさらに緩和する意向を示しています。次のステップでは理由がなくともメルボルン地域で外出ができるよう外出規制の撤廃が検討されており、併せて集会時の人数制限なども緩和する方針を明らかにしました。また、来週以降も新規感染者数の少ない状態が続く場合は、一部の緩和措置を前倒して実施する可能性があるとコメントしています。州首相は「今後も感染対策を徹底するようお願いします。そうすれば規制を早めに緩和することができるでしょう」と市民へ呼びかけました。

参考元 : abc news
https://www.abc.net.au/news/2020-10-18/dan-andrews-reveals-victoria-melbourne-coronavirus-restrictions/12779462