オーストラリア政府 11月以降に国際線の到着制限を更に緩和

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オーストラリア政府 11月以降に国際線の到着制限を更に緩和

  • 帰国支援
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オーストラリアのスコット・モリソン首相は11月より国内の主要空港で実施している国際線の到着制限を更に緩和すると発表。今回の決定によりオーストラリアに到着する航空機1便あたりの乗客数が拡大され、より多くの国民が海外から帰国できるようになります。到着制限の緩和は西オーストラリア州、クイーンズランド州、南オーストラリア州、ACT(首都特別地域)の空港が対象です。

オーストラリア政府は新型コロナウイルスの感染防止策として7月より国際線の到着制限を実施。国外からオーストラリアに到着する航空機1便あたりの乗客数を大幅に縮小しました。国内では到着制限により3万人以上の国民が帰国困難に陥っていることが問題視されており、政府は10月23日に制限を一部緩和。ヨーロッパ、インド、南アフリカに滞在している約5000人の国民が帰国できるよう、同地域からのフライト数を増加する対応を行いました。航空機は乗客数を制限した上で運航され、到着空港はノーザンテリトリー(北部準州)のダーウィン国際空港に限られます。

モリソン首相は到着制限の緩和について「できるだけ迅速で安全に国民を帰国させることができるよう、全ての州と協力し帰国支援を促進したいと考えています」とコメントしました。また、首相はオーストラリアへの帰国者が増加するにあたり新たな検疫システムの計画を示唆しています。現在の検疫システムに負担がかからないよう、国内の大学で検疫を実施する案や企業が新しい検疫施設を独自に設置できるよう検討を進めていると明らかにしました。

参考元 : news.com.au
https://www.news.com.au/travel/travel-updates/overseas-arrival-caps-to-increase-from-november/news-story/d1504db4128ab2067ec02083d96f40c8