西オーストラリア州 7か月ぶりに入州制限を緩和

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西オーストラリア州 7か月ぶりに入州制限を緩和

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西オーストラリア州は新型コロナウイルスの流行に伴い国内外すべての渡航者を対象に厳しい入州制限を実施していましたが、7か月ぶりに緩和することを発表しました。これまでは必要不可欠な事業に従事する方や親族の葬儀など緊急性の高い方に限り入州を許可していましたが、州政府はこれらの入州要件を撤廃。クイーンズランド州、タスマニア州、ACT(首都特別地域)、ノーザンテリトリー(北部準州)から訪れる渡航者に限り自己隔離を免除しました。

規制緩和が実施された現地時間11月14日には11機の飛行機が各州からパース空港に到着し、再会のハグを行う家族の姿が多く見られました。同空港のCEOであるケビン・ブラウン氏は「利用者が減少したことで多くの部署が待機を強いられていましたが、ようやく立ち直ることができます」と喜びを語っています。また、経営再建中となっているヴァージンオーストラリア航空では渡航者の増加によりパースとシドニー・メルボルンを繋ぐ航空便のチケットを割引価格で販売開始するなど復活の兆しを見せています。

西オーストラリア州のマーク・マクゴーワン州首相は入州制限の緩和について、「皆さんの理解と忍耐力、犠牲の全てが感染防止につながっています」と述べ、規制の遵守に努めた人々へ感謝の意を示しました。しかし、州政府はニューサウスウェールズ州、ビクトリア州、南オーストラリア州からの渡航者に対し入州後の自己隔離を引き続き必須としています。オーストラリア政府のスコット・モリソン首相はクリスマスまでに国内全域で入州制限を解除する方針を掲げていますが、州首相は「クリスマスは重要なイベントですが州民の健康の方がさらに重要です」と語り、入州制限の解除について慎重な姿勢を見せました。

参考元 : 9NEWS
https://www.9news.com.au/national/coronavirus-western-australia-border-opens-from-midnight/394de652-7ef6-4b22-be6d-b40301b8a093