クイーンズランド州とタスマニア州がビクトリア州との州境制限を近日中に緩和

クイーンズランド州とタスマニア州が近日中にビクトリア州との州境制限を緩和すると発表しました。クイーンズランド州は12月1日、タスマニア州は11月27日より緩和を予定しています。これまで両州は新型コロナウイルスの感染拡大が著しいビクトリア州に対し厳しい州境制限を実施していましたが、感染者数の減少に伴い制限の緩和を決定。ビクトリア州は11月に入り25日以上連続で感染者数がゼロを記録しています。

クイーンズランド州のアナスタシア・パラシェ州首相は12月1日にビクトリア州との州境制限のほか、ニューサウスウェールズ州のシドニー都市圏からの渡航者に対し実施している入州制限も同日に緩和すると発表。州首相は「制限の緩和はクイーンズランド州の企業や観光業にとって非常に喜ばしいことです。来たるクリスマス休暇の時期にはゴールドコーストやケアンズなどが賑わうことでしょう」と語り、「クリスマスを過ごすのにクイーンズランド州に勝る場所はありません」とクイーンズランド州への旅行を奨励しています。

また、タスマニア州のピーター・グトウェイン州首相はビクトリア州からの渡航者に対し、入州後の自己隔離を免除する代わりに到着時の新型コロナウイルス症状チェックを必須とする方針を発表しました。今回の制限緩和に伴い、グトウェイン州首相は「新型コロナウイルスを乗り越えるために努力したビクトリア州の方々を称賛します」と市民を労いました。同氏は「愛する人との再開を何か月も待っていた多くの人々も喜ぶことでしょう。我々はビクトリア州の方々がタスマニア州へ訪れることを楽しみにしています」と述べ、タスマニア州への来訪を歓迎する姿勢を見せました。

参考元 : SBSNEWS
https://www.sbs.com.au/news/queensland-and-tasmania-will-both-reopen-their-borders-to-victoria-over-the-next-week