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ビクトリア州は現地時間の12月7日より国際線の受け入れを5か月ぶりに再開。同日は午前8時にメルボルン空港に到着したスリランカ便をはじめ計8便の国際線がビクトリア州に訪れました。これまでビクトリア州では新型コロナウイルス第二波が確認された7月10日より国際線の受け入れを停止し、感染拡大防止に努めてきました。現在、ビクトリア州の感染状況は落ち着き、30日以上連続で感染者数ゼロを記録しています。
国際線の受け入れ再開にあたり、州政府は新たな検疫体制を実施することを決定。警察大臣のリサ・ネヴィル氏は「新型コロナウイルスの再拡大を防ぐため、厳しい感染リスク管理システムと監視体制を実行します」と述べました。7日に海外からビクトリア州へ訪れた250人以上の乗客は新たな検疫体制により、シャトルバスで検疫施設のホテルへ直接移動し、自己隔離を開始しています。
今回施行された新しい検疫体制では、検疫期間中に自室から出ることが原則禁止です。また、食事および軽食はホテルが提供するため、家族からケアパッケージ(食料などを詰めた仕送り)を受け取ることも禁止となります。検疫を行うホテルでは最大300人の警察官がフロアの監視を行い、監視スタッフの新型コロナウイルス検査は毎日行われます。ビクトリア州のダニエル・アンドリュース州首相は新しい検疫体制について「私たちはこの検疫体制に自信を持っています」と語りましたが、「検疫には常にある程度のリスクが伴います。感染リスクをゼロにすることはできないでしょう」と新型コロナウイルスに対し警戒を続ける姿勢を見せました。
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