ホワイトヘブンビーチの見どころと楽しみ方を紹介

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ホワイトヘブンビーチの見どころと楽しみ方を紹介

ホワイトヘブンビーチの見どころと楽しみ方を紹介

オーストラリアを代表する美しい海として知られる“ホワイトヘブンビーチ”。ターコイズブルーの海と白く輝く砂浜が美しく、“まるで天国にいるかのよう”な素晴らしい景観が広がります。全長7kmの広大なビーチは、純度98%のシリカ砂で独特の発光する白さが特徴です。濃淡の青が織りなす海と浮かび上がる砂の中州が、青と白の神秘的なマーブル模様を描きます。世界遺産グレートバリアリーフの中心部に位置し、ウィットサンデー諸島国立公園の一部として保護されています。気候は“亜熱帯性”に属し、年間の平均気温は27℃と一年を通し温暖です。トリップアドバイザーが主催する“トラベラーズチョイスアワード“の”世界で最も美しいビーチ2021”ではランキング1位に選ばれました。
このページでは“ホワイトヘブンビーチ”の見どころと楽しみ方を紹介します。

世界で最も美しいビーチ“ホワイトヘブンビーチ”とは

ホワイトヘブンビーチは、クイーンズランド州の沖合にあるハミルトン島から10kmほどの距離に位置します。輝くように白いビーチは、二酸化ケイ素を主成分とした純度98%のシリカ砂によるものです。太陽光パネルの原料にもなるシリカは熱が籠らないため、灼熱の日差しの中でも素足で砂浜を歩くことができます。神秘的なブルーとホワイトのマーブル模様は、付近の海溝にある渦“サイクロン・トレンチ”が作り出すという説があります。また、ウィットサンデー諸島と向かい合う“ハスルウッド島”との合間に発生する渦によるためとも言われます。
ホワイトヘブンビーチへ移動する拠点はハミルトン島となり、日本からはケアンズやシドニーを経由しハミルトン島まで国内線で移動するのが一般的です。アクセスについての詳細は“ホワイトヘブンビーチへのアクセス”をご確認ください。

ホワイトヘブンビーチの楽しみ方

ホワイトヘブンビーチは天国のような絶景ほか、様々なアクティビティや観光スポットが数多くあります。ここではホワイトヘブンビーチの見どころや楽しみ方を紹介します。

ホワイトヘブンビーチの見どころと楽しみ方を紹介

ビーチクルーズ

青く澄んだ海と白い砂浜を海上から楽しめる“ビーチクルーズ”は、ハミルトン島マリーナから発着します。クルーズ船からゴムボートに乗り換えホワイトヘブンビーチに上陸できるツアーや、ガラス底のボートに乗り海中を眺めるツアーなど、様々なビーチクルーズが楽しめます。
また、夜の景色を楽しむ“ディナークルーズ”もおすすめです。ホワイトヘブンビーチ観光の拠点となるハミルトン島では、船上で食事が楽しめるディナークルーズツアーを催行しています。ロマンチックな雰囲気が楽しめるため、カップルや新婚旅行で訪れる方に人気があります。

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遊覧飛行

ホワイトヘブンビーチの美しい景色を全て堪能したい方は、上空から一望できる遊覧飛行がおすすめです。水平線の彼方まで広がる青く澄んだ海や、白い砂浜が織りなす壮大な景色が楽しめます。水上飛行機では景色を楽しんだ後に海へ着水するため、そのままシュノーケリングやダイビングも楽しめます。ヘリコプターのツアーはハートリーフや島々の上空を約40分遊覧し、その後ホワイトヘブンビーチに着陸するルートが一般的です。遊覧中はスパークリングワインや軽食のサービスがあります。ツアーの費用は小型飛行機の場合は330ドル、ヘリコプターでは660ドルほどです。ほとんどのツアーはハミルトン島から離発着し、宿泊するホテルまで送迎があります。

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シュノーケリング

シュノーケリングは浅い海を泳ぐため、魚やサンゴ礁の色鮮やかな海中を思う存分楽しむことができます。運が良ければエイやウミガメに会えるかもしれません。おすすめはハミルトン島マリーナからウィットサンデー諸島に移動し、シュノーケリングやスキューバダイビングを楽しむツアーです。クルージングとシュノーケリングの両方を楽しみたい方は、セットになった“セイル&シュノーケル”ツアーに参加しましょう。拠点となるハミルトン島からホワイトヘブンビーチへ向かう際は、エアコン完備の涼しい船内で朝食やアフタヌーンティーを楽しみながら移動できるツアーもあります。

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ブッシュウォーク

オーストラリアでは自然の中を散策することを“ブッシュウォーク”と呼びます。ホワイトヘブンビーチ周辺にはおすすめのブッシュウォーク・コースが何種類もあり、目的地や体力に応じたルートを選ぶことができます。ヒル・インレット展望台からは周辺の様々なスポットを一望することができます。展望台へ向かうルートはランニングやウォーキングのコースとして人気がありますが、山登りを楽しみたい方は“ブッシュウォーキング・トレイル・ルート”を利用しましょう。ホワイトヘブンビーチ周辺について学びたい方は、先住民ガイドの解説を聞きながら展望台へ向かうツアーがおすすめです。

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スカイダイビング

人とは違う楽しみ方を体験したいならスカイダイビングはいかがでしょう。小型飛行機で上空に上がり、“ホワイトヘブンビーチ”にパラシュートで着地するアクティビティです。インストラクターと一緒にジャンプするタンデム式で、インストラクション(指示)は全て英語で行われます。セスナに乗り約15分で富士山よりも高い上空4,270mのポイントに到着。最高時速220km、60秒間のフリーフォールでは地球の引力の凄さを体感できるでしょう。その後、パラシュートが開き余裕が出てきたら、グレートバリアリーフに浮かぶウィットサンデー諸島の壮大な風景を堪能しましょう。16歳から参加できますが、18歳未満は保護者の立ち合いが必要です。

ホワイトヘブンビーチへのアクセス

ホワイトヘブンビーチはハミルトン島からのみアクセスが可能です。日本からハミルトン島への直行便はなく、ケアンズ、シドニー、メルボルン、ブリスベンから国内線を利用するルートが一般的です。ケアンズを経由して向かう場合は成田からケアンズまで約7時間30分、ケアンズからハミルトン島までは約1時間30分で到着します。ハミルトン島からホワイトヘブンビーチへは、海路か空路で移動ができます。海路は高速船で約30分ですが、ヨットでセイリングをゆっくり楽しみながら向かう事もできます。空路ではヘリコプターか水上飛行機での移動となり、上空から美しい景色が楽しめるでしょう。

ホワイトヘブンビーチのベストシーズン

ホワイトヘブンビーチは南半球に位置するため日本とは季節が真逆となります。気候は熱帯性に属し一年を通して温暖ですが、ベストシーズンは9月~11月の春か3月~5月の秋とされます。特に10月~11月の乾季は気温・水温のどちらも高くなり、波もおだやかでマリンアクティビティに適したシーズンです。この時期は雨が少ないことから海の透明度が高くなり、上空からビーチを眺めるのにも最適です。
1月~3月は雨季となり、雨により海水の透明度が低下します。また、台風が発生しやすい時期となるため気象情報をまめにチェックしましょう。冬季の6月~8月はマリンアクティビティを楽しむには少し肌寒いシーズンです。海には入らず遊覧飛行ビーチクルーズほか、展望台へのブッシュウォークはいかがでしょうか。

ホワイトヘブンビーチでの注意点

ホワイトヘブンビーチでの注意点を紹介します。

  • 11月~3月頃は、“イルカンジ”と呼ばれる猛毒のクラゲが発生します。親指の第一関節より小さく触手は1mm程度で、透明な海では目視できません。この時期に海に入る際はクラゲ除けのウェットスーツを着用しましょう。
  • 人気のないビーチや砂浜などにはエイが生息していますが、砂に埋もれて見えない場合があります。踏むと刺されるため注意が必要です。
  • シリカ砂の粒子は非常に細かく、携帯電話やカメラなどの隙間に入り込むと故障の原因になります。

その他の注意事項は、“オーストラリアの海で注意したいポイント”でご確認ください。

ホワイトヘブンビーチ周辺の観光スポット

観光の拠点となるハミルトン島をはじめ、ホワイトヘブンビーチ周辺には様々なアクティビティを楽しめるスポットがあります。
ここでは“ホワイトヘブンビーチ”周辺の観光スポットを厳選して紹介します。

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ハミルトン島 / Hamilton Island

ホワイトヘブンビーチやハートリーフに訪れる際は、ハミルトン島が拠点になります。日本列島がすっぽり収まる大きさのグレートバリアリーフの中央に位置し、ウィットサンデー諸島を構成する74の島々に囲まれています。熱帯魚やウミガメが泳ぐビーチでシュノーケリングや、ハミルトン島名物のバギーでのドライブ、コアラと一緒に記念撮影など様々なアクティビティが楽しめます。特に水平線の彼方まで青く澄む海を一望できる遊覧飛行が人気です。ハミルトン島はハートリーフ観光の拠点となることから新婚旅行で訪れるイメージがありますが、ファミリー向けのリゾート地としても親しまれています。12歳以下の子どもの宿泊と食事は無料となり、おむつやベビーフードなど赤ちゃんと過ごすために必要なものが全て提供されます。

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ハートリーフ / Heart leaf

ハートリーフはハミルトン島の北東にあるハート型に生成されたサンゴ礁です。小型飛行機やヘリコプターから見下ろすと、綺麗なハート型のサンゴ礁群を眺めることができます。ハートを“カップルで見ると幸せになる”と言われ、ハネムーンの人気スポットとなっています。遊覧飛行はハミルトン島からのオプショナルツアーのほか、デイドリーム島、エアリービーチからも催行しています。なお、ハートリーフは保護区域に指定されているためダイビングやシュノーケリングはできません。近くから見たい方はクルーズ船やヘリコプターでポンツーンまで向かい、ボートでハートリーフ周辺を巡るのはいかがでしょう。

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ハミルトン・アイランド・ワイルドライフ・パーク / Hamilton Island Wildlife Park

ハミルトン・アイランド・ワイルドライフ・パーク”は、コアラの他、カンガルーやディンゴなどオーストラリア固有の動物が飼育されています。ハミルトン・アイランド空港から約1kmで、ハミルトン島の中心部に位置します。以前はコアラを抱っこして写真を撮る事ができましたが、現在はコアラへの負担を考え横で記念撮影する形に変わりました。毎日午前10時と午後4時に開催される飼育員によるガイドツアーが人気です。また、“ハミルトンアイランド・ワイルドライフカフェ”では、“コアラと朝食”、“コアラと軽食”などコアラを間近に見ながら食事を楽しめるプログラムがあります。

ヒル・インレット展望台 / Hill Inlet Lookout

ヒル・インレット展望台は、ウィットサンデー諸島国立公園にあるエアリービーチの東に位置します。ハミルトン島からホワイトヘブンビーチの南側に移動し、そこから小型ボートで入り江(インレット)を横切り上陸します。展望台からは青い海と白いビーチに森林の緑が重なるヒル・インレット地域の広大な自然が一望できます。潮の満ち引きで白い砂浜と青い浅瀬部分がマーブルに混ざり合う景観は息を呑むような美しさです。展望台の位置は標高が低いため気軽に登れるのも嬉しいポイント。片道1.3kmの距離は徒歩で40分程度になります。途中にある標識からは、この地域の所有者である先住民族について学ぶことが出来ます。

パッセージ・ピーク / Passage Peak

ハミルトン島にはランニングやウォーキングのためのトレイルコースが数多くありますが、中でも“パッセージ・ピーク“までのルートは人気があります。ハミルトン島で最高地点となるパッセージ・ピークを目指すコースは距離にして2.7km、頂上までは約45分から1時間程度で登頂できます。頂上付近は急な上り坂になりますが、登り切った後に眺める景色はひとしおでしょう。展望台からはハミルトン島をはじめウィットサンデー諸島の絶景が一望できます。トレイルコースは24時間無休で解放されています。早朝に登り頂上から日の出を眺めてはいかがでしょう。

ホワイトヘブンビーチへの観光にはETAS(イータス)の事前申請が必要です

ホワイトヘブンビーチへの観光や短期滞在を目的とするオーストラリア渡航の際は、ETAS(イータス)の申請が必要です。ETAS(イータス)を管轄するオーストラリア政府移民局では、渡航が決定した段階での申請を推奨しています。申請後は当局による審査が行われ当日または翌日には審査結果が届きますが、時間を要する場合もあるため渡航3日前までにはETAS(イータス)申請を済ませましょう。ETAS(イータス)の有効期限は1年間です。ただし、パスポートの有効期限が1年未満の方は有効期限日を過ぎるとETAS(イータス)も失効となるため、パスポートの更新を済ませた後に申請することを推奨します。
ETAS(イータス)に関する詳しい情報と申請方法は”オーストラリア観光ビザのETAS(イータス)とは”をご確認ください。

更新日 : 2022/08/05