オーストラリア 国外からの渡航者を対象にPCR検査を実施するよう各州へ要請

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オーストラリア 国外からの渡航者を対象にPCR検査を実施するよう各州へ要請

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オーストラリアの最高医療責任者であるブレンダン・マーフィー氏は、国外からの渡航者に新型コロナウイルスのPCR検査を実施するよう各州へ要請しました。

オーストラリア政府は国外からの渡航者に対して入国後14日間の自己隔離措置を義務付けていますが、措置の内容に検査を強制する効力はありません。検査の実施については各州の判断及び渡航者本人の意思に委ねられています。

ビクトリア州次官補アナリーゼ・ファンディーメン氏が国外からビクトリア州に訪れた隔離対象者の約30%が検査を拒否していると明らかにしました。これを受け、マーフィー氏は「州政府は渡航者に“検査を受けるまで検疫の完了を認めない”と通知することが可能です」と、対象者に検査を要請するよう指示。同氏は「検査の必要性を理解してもらえるような制度を設ければ、渡航者のほとんどがその取り決めに協力するでしょう」と述べました。現在、ビクトリア州では14日間の自己隔離期間の3日目と11日目に対象者へPCR検査を要請。検査を拒否する者には隔離期間を10日間延長する措置を設けており、検査体制の強化に努めています。

オーストラリアのスコット・モリソン首相は「より多くの検査を実施することで感染源を追跡し、国民がオーストラリアで安全に経済活動を行えるよう情報を管理する必要があります」と検査の必要性を説明。首相は「世界中では想像を絶するレベルで新型コロナウイルスが広がっており、“これ以上海外から国内へウイルスが持ち込まれることは無い“などとは断言できません」とウイルスの脅威を国民へあらためて警告しました。

参考元 : The Sydney Morning Herald
https://www.smh.com.au/politics/federal/travellers-to-be-tested-upon-entry-and-exit-to-quarantine-small-business-restrictions-eased-20200626-p556jt.html