【9月17日更新】WHOがサル痘による緊急事態を宣言 オーストラリア国内で132人の症例を確認

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【9月17日更新】WHOがサル痘による緊急事態を宣言 オーストラリア国内で132人の症例を確認

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WHO(世界保健機構)はサル痘が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に該当するとして、7月23日に宣言を表明。サル痘に対する検疫や医療機関での受け入れ体制について、各国へ勧告する意向を示しました。
サル痘はアフリカ中西部の風土病で、7~14日間の潜伏期間を経て発熱、頭痛、発疹など天然痘に似た症状があらわれます。専門家は感染経路として、リスやネズミなどげっ歯類に加えサル痘感染者の飛沫や皮膚による接触を指摘。新型コロナウイルスに比べ感染力や致死率は低い一方、乳幼児や妊婦、免疫不全の疾患を持つ方は重篤な症状を発症するリスクが高いとして注意を呼びかけています。

サル痘の症例はこれまで大半がアフリカに限定されていましたが、今年5月よりヨーロッパやアメリカを中心に患者が急増。9月15日時点で、103か国 60,799人の症例が報告されています。
オーストラリアでは初の患者が報告された5月20日以降、これまで132人の症例を確認。過去7日間においては1日あたり約0.5人のペースで増加しています。オーストラリア政府チーフメディカルオフィサーのポール・ケリー氏は「国家的に重大な伝染病事態」に該当すると7月28日に声明を発表しました。今後さらに拡大する恐れもあるとして対策を強化する方針を示しています。

オーストラリアにおけるサル痘の感染者数は以下の通りです (9月15日:オーストラリア保健省発表)

オーストラリア国内:132人(前回比+3人)

  • ビクトリア州:67人
  • ニューサウスウェールズ州:52人(前回比+2人)
  • 西オーストラリア州:5人
  • クイーンズランド州:3人
  • ACT:3人(前回比+1人)
  • 南オーストラリア州:2人

現時点でサル痘のワクチンは開発されていないため、各国の医療機関ではウイルスが類似している天然痘のワクチン接種や対症療法で治療にあたっています。オーストラリアで承認されている天然痘ワクチンは「ACAM2000」のみでしたが、まれに重篤な副反応があるとして免疫不全の疾患を持つ方への接種を控えていました。政府はサル痘の感染拡大に備え、7月26日にサル痘ワクチンに関するガイダンスを更新。新たにバイエルン・ノルディック社製「ジンネオス」※の接種を承認しました。「ジンネオス」はアメリカやヨーロッパで使用されている天然痘ワクチンで、28日間の間隔を空け2回の接種が行われます。免疫不全の疾患を持つ方への接種も可能で、オーストラリアのエイズ組織連盟は政府に対し早期承認を求めていました。
※「ジンネオス」はヨーロッパでは「インバネックス」、カナダでは「インバミューン」の製品名で使用されています。

参考元:abc