オーストラリア政府が国外への渡航禁止と自宅待機命令を発表 25日より措置を開始

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オーストラリア政府が国外への渡航禁止と自宅待機命令を発表 25日より措置を開始

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3月24日、オーストラリア政府は新型コロナウイルスのさらなる拡散を防止すべく、国民に向けて国外への渡航を全面的に禁止すると発表しました。ただし、一部の政府関係者や救急隊員、ボランティア、慈善団体などは例外となります。豪州外務貿易省はこれまでもオーストラリア国民に対し国外への渡航中止を勧告していましたが、今回の措置により海外渡航を強制的に禁止としました。本措置は25日の正午より正式に施行されています。

24日の記者会見でオーストラリアのスコット・モリソン首相は次のように述べました。「現在オーストラリアから国外に出る人は非常に少ない。しかし、我々の勧告に逆らいこの時期に海外旅行を考えている人々もいるようだ。彼らが海外旅行から帰国した際、我が国民を新型コロナウイルスの危険に晒すことになるため渡航を全面的に禁止せざるを得ない」と語りました。また、記者からの「新型コロナウイルスの侵入を防ぐために国境警備隊が適切なチェックを行っていたのか」という問いに対しては「入国管理は適切に行われていたが、今後はさらなる対策の強化が必要になるだろう」との考えを示しました。

さらにモリソン首相は「海外から我が国に入国する全ての人は州の命令に従い、14日間にわたり自宅や宿泊施設に留まる必要がある」と事実上の自宅待機命令を発表。商業施設や友人宅への立ち寄り、公園などの散策を控えて自宅に滞在するよう呼びかけています。

オーストラリア政府が発表した海外からの渡航者およびオーストラリア国民に対する主な制限は以下の通りです。以下の措置は3月25日より施行されており、日本国籍の方も対象となります。

  • 入国した渡航者は国籍や体調を問わず、14日間にわたり自宅や宿泊施設等での待機を要請する。
  • オーストラリア国内の目的地へ移動する場合は国内線の利用を許可する。ただし、目的地にて14日間にわたり自宅や宿泊施設等での待機を要請する。
  • 体調に問題がなく新型コロナウイルスの症状がみられない渡航者であっても、ホテル等の宿泊施設にて待機を要請する。外出については滞在する州の規定に従うものとする。
  • 自宅やホテルにて14日間の待機命令を遵守しない場合は、州ごとに定められた罰金や罰則または両方を科すものとする。

オーストラリアへの渡航を予定している方は上記を理解いただいた上でご検討をお願いします。

参考元 : aap
https://www.aap.com.au/australians-banned-from-leaving-country/