スーパーマーケット大手チェーンのウールワースはオーストラリアポストおよび国際宅配便のDHLと提携し、オンラインによる食料品配達サービスを開始しました。
オーストラリア首都特別地域、ニューサウスウェールズ州、ビクトリア州に住む高齢者や障害者、免疫力低下の危険がある方を対象に食料品や生活必需品を詰め合わせた「ウールワースベーシックボックス」を販売します。販売価格は配送料を含めて80ドルでオンラインにて注文が可能。2~5営業日以内に配達されるとのことです。このサービスは今後他の州や地域にも展開される見込みですが梱包や配達の効率化の関係上、商品の選択や変更はできません。
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため多くの人々が自宅待機を継続するなか、食料品のオンライン配達の需要が急増しています。ウールワースの最高経営責任者であるBrad Banducci氏は、「私たちは高齢者や社会的弱者のお客様が今後数週間にわたり食料について不安を抱えていることを認識しています。特に今はスーパーマーケットでの買い物は日々の生活で非常に重要です。買い物に不便を感じている方や、これまでオンラインで食料品を注文することのなかった方たちに向けて新たなサービスを提供します」と話しました。ウールワースベーシックボックスは電話でも注文が可能で、オンラインを利用しないユーザーも利用することが出来ます。
このサービスは試験的に41の店舗で行われた後、他の100店舗でも新たに展開する予定です。新たなサービスの導入により、各店舗の営業時間は今後変更される見通しとなっています。
参考元 : The Canberra Times
https://www.canberratimes.com.au/story/6702710/australia-post-to-work-alongside-woolworths-for-grocery-deliveries/