豪州政府 一時滞在ビザ保有者の労働条件を緩和 滞在期間の延長を認める

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豪州政府 一時滞在ビザ保有者の労働条件を緩和 滞在期間の延長を認める

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オーストリア政府は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、一時滞在ビザ保有者の労働条件を緩和することを発表しました。モリソン首相は自活できないビザ保持者に対し母国への帰国を要請していますが、高齢者ケア、農業、保育などの分野に従事する人々は引き続き滞在することが可能となります。

アラン・タッジ移民大臣代理は「オーストラリア国民の健康と生活を守り、重要な産業を支援し、新型コロナウイルス感染後の迅速な復興をサポートすることを目的にビザ条件を変更する」という声明を発表。
ワーキングホリデーで訪れている約118,000人のうち、健康、高齢者ケア、農業、保育の分野で働く人たちは同じ雇用主の元で6か月以上滞在可能とすることを認め、6か月以内にビザの有効期限切れる方については追加のビザを発行するとしています。

さらに、農業を支援するため季節労働者プログラムや太平洋労働計画を利用してオーストラリアに滞在している海外からの労働者に対し、希望に応じて滞在期間の延長を認めると発表されました。ミカエリア・キャッシュ雇用相は「農業などに従事する海外からの労働者が緊急の労働需要に対応することにより、農家や地域のコミュニティは活性化されます。オーストラリアの全ての州における店舗やスーパーマーケットに新鮮な農産物を供給する貴重な活力となるでしょう」と語りました。

なお、今回の労働条件の変更に伴い、高齢者介護や看護の分野で働く留学生は2週間あたり40時間以内に制限されている就労時間の上限が一時撤回されます。
オーストリア政府は新型コロナウイルスの影響で解雇されたビザ保持者に対し、「新たな雇用主が見つからない場合は通常のビザ規定に従い帰国するべきである」と早期の帰国を促しています。

参考元:The Canberra Times
https://www.canberratimes.com.au/story/6711498/visa-rules-relaxed-to-support-critical-industries-during-crisis/?cs=17318