シドニーのマンリービーチ 自宅待機命令後も多くの人々が集う

Menu

シドニーのマンリービーチ 自宅待機命令後も多くの人々が集う

  • シドニー
  • 新型コロナウイルス

更新日 : 配信日 :

シドニーでは週末に多くのビーチが閉鎖されましたが、週明けの4月6日に再開されると多くの人々がマンリービーチを訪れました。シドニー北部の沿岸にあるマンリービーチはサーフィン大会が開催されることで有名です。波が穏やかなエリアもあるため家族連れにも優しく、周辺にはカフェやレストランが軒を連ねているため観光客だけではなく地元住民にも愛される人気のスポットです。

シドニーが州都であるニューサウスウェールズ州では、新型コロナウイルス感染拡大防止のため外出の際に他人と1.5m間隔の距離を空けなければならないという社会的距離を取るルールが定められていますが、それを守らずにビーチを散策している人々の姿もみられました。同日に撮影された写真には人々がビーチの歩道を埋め尽くし、ジョギングや浜辺での運動をしている姿が収められています。

同州では外出理由にも制限が課せられており、食料の調達、出勤や出張、公共サービスへのアクセス、運動など16の理由に限り外出が許されています。これらに該当しない理由で外出をした場合、最高11,000ドルの罰金または6ヶ月以下の懲役が科せられる場合があります。さらに2人以上が公共の場に集まる場合、世帯を共にする家族または緊急を要する仕事・研究などの集まりでない限りは集会を禁止とするという措置も取られています。ニューサウスウェールズ警察長官のミック・フラー氏は、人々が「運動をする」という外出理由の許容範囲を理解するのに苦労しているようだと話しました。「もちろん、公園のベンチに座ってもよいと言われたら皆公園に出かけてしまうでしょう。実際に、数週間前の暑い日にはビーチに1万人を超える人々が集まってしまいました」と述べ、公共の場に人々が集中してしまう危険性を指摘しました。

参考元 : news.com.au
https://www.news.com.au/lifestyle/health/health-problems/coronavirus-people-flock-to-manly-beach-after-weekend-closure/news-story/9762c47b957d21156b950cf8a3280e79