ヴァージンオーストラリア航空 4月10日より国内線のほぼ全便を一時停止に

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ヴァージンオーストラリア航空 4月10日より国内線のほぼ全便を一時停止に

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ヴァージンオーストラリア航空はメルボルンとシドニー間のフライトを除く全ての国内線を4月10日より一時的に運休することを発表しました。今回の決定は新型コロナウイルスの発生以来、政府からの自宅待機と不要不急の外出禁止措置が取られたことから急激に利用客が減少したためと同社の広報担当は述べています。なお、メルボルンとシドニー間のフライトは今後も運航を継続し、国内外の貨物輸送やチャーター便の運航、オーストラリア人の帰国支援も継続して行うということです。

ヴァージンオーストラリア航空の最高業務責任者であるスチュアート・アッグス氏は従業員宛ての電子メールの中で、運行停止は6月15日まで続くだろうと通知をしたということです。同社は3月30日から6月14日まで国際線の運航も停止させる措置をとっており、アッグス氏は「当社は資金繰りのためにできる限りの試みを行っています。現在の状況ではフライトの需要がほとんどないため、生産能力を削減することが適切といえます」と述べました。

この発表はヴァージンオーストラリア航空が政府に対し、最高14億ドルの救済策を要請した後に行われたものでした。しかし、マイケル・マコーマック副首相は8日の会見において「新型コロナウイルスは国内外の航空会社に壊滅的な影響を及ぼしています。航空業界は確実に保護されるべきという考えのもと、既に連邦政府は航空業界に10億ドル以上の支援を行っています」と語っており、さらなる支援を行わない意思を表明しています。

参考元 : ABC NEWS
https://www.abc.net.au/news/2020-04-09/coronavirus-virigin-australia-suspends-domestic-flights/12139020