豪州政府 国内線運航維持のため国内航空会社へ助成を検討

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豪州政府 国内線運航維持のため国内航空会社へ助成を検討

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オーストラリア政府は国内線の運航を維持するため、カンタス航空とヴァージン・オーストラリア航空への助成を検討していることを明らかにしました。
マイケル・マコーマック副首相は、ヴァージン・オーストラリア航空がシドニー・メルボルン間の運航を除く全ての国内線を一時運休する発表を受け、4月11日から12日の週末にかけて両航空会社のトップと協議したとABCに語りました。海外から帰国する市民が14日間の強制検疫後に帰宅できるよう、オーストラリアの国内線は運行し続けるべきだと指摘しています。

新型コロナウイルスの危機は航空業界に大きな打撃を与えており、ヴァージン・オーストラリア航空はこのままの経営状態が続けば存続は難しいと予測する専門家もいます。どちらの航空会社もすでに数千人単位で従業員を解雇しており、大幅に国内のサービスを縮小しています。マコーマック副首相は航空会社への助成に必要な金額については言及を避け、繰り返し「議論を続けている」と述べるに留めました。

ヴァージン・オーストラリア航空は以前も倒産を免れるために14億ドルの支援を求めており、シンガポール航空、エティハド航空など複数の航空会社が出資や支援を行ってきました。マコーマック氏は、ヴァージン・オーストラリア航空の資金調達方法は株主と交渉中であると語りましたが、連邦政府による救済措置については言及しませんでした。

一方、シモン・バーミンガム観光大臣はおそらく国内旅行は海外旅行より先に規制緩和されるだろうと見解を述べました。その上で「今は人々に旅行をしないように伝えることが重要だ。政府からのメッセージを受け入れ、イースター休暇中に旅行を自粛した多くのオーストラリア国民に感謝する」と語りました。

参考元 : ABC
https://www.abc.net.au/news/2020-04-09/coronavirus-virigin-australia-suspends-domestic-flights/12139020