シドニー 人気のビーチ3ヶ所が再び閉鎖する事態に

4月24日、シドニーの3つのビーチが再び閉鎖されました。
新型コロナウイルスに対する措置により屋外での集会が禁止となった以降もシドニーのボンディビーチやマンリービーチには大勢の人々が押し寄せ、多くのビーチが数週間に渡り閉鎖。その後いくつかのビーチは水泳やサーフィンという目的に限って開放されましたが、訪れる多くの人々が社会的距離を保たない光景が見受けられています。そのため、地元警察やライフセーバーは再び人気のある3つのビーチを閉鎖することを決定しました。

シドニー東部に位置し、波が高いためサーファーにこよなく愛されるマルブラビーチでは多くの人々が社会的距離を保たずに集まっていたためサメの危険を知らせる警報を鳴らして人々をビーチから遠ざけました。しかし、それでも従わなかった住民が複数名いたためライフセーバーは警察を呼ばざるを得ず、その後ビーチを閉鎖したということです。

またランドウィックというエリアに位置し地元住民に愛されるクージービーチでも同じく閉鎖を決め、ライフセーバーが人々へ帰宅を指示しました。閉鎖から1時間後、ランドウィック評議会の広報担当者はメディアに対し、「多くの家族連れやグループが社会的距離を取らず海岸線で水遊びをしている姿が見られました。我々がビーチを開放したのは水遊びをさせるためでなく、運動を目的として訪れる人々のためです」と改めて注意を呼びかけています。水の透明度が高くシュノーケルで有名なクロベリービーチでも、大勢の人々がビーチに集ったため警察が対応を余儀なくされる事態となり閉鎖を決定しました。

警察はこれらの決定を受け、「今回閉鎖された3つのビーチ以外でも、訪れた人々が社会的距離を保っていないと判断した場合には躊躇なく閉鎖を強行する」と警告し、住民へ規則を遵守するよう求めています。

参考元 : news.com.au
https://www.news.com.au/news/coronavirus-in-australia-three-popular-sydney-beaches-shut-down-again-for-breaches-of-social-distancing-rules/news-story/94400d5d619719fea1c2cc2f1f9fd6ca