ニューサウスウェールズ州 ロックダウン後初の規制緩和を導入 5月15日より

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ニューサウスウェールズ州 ロックダウン後初の規制緩和を導入 5月15日より

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5月10日、ニューサウスウェールズ州のグラディス・ベレジクリアン州首相は新型コロナウイルスの影響による規制措置が導入されて以来、初めてとなる規制緩和を行うと発表しました。

ベレジクリアン州首相は記者団に対し「ロックダウン措置を講じてから初めてレクリエーション目的での外出が可能となります」と述べました。規制緩和は5月15日の金曜日から施行されます。

今回の規制緩和により、最大10人までの野外イベントの実施や社会的距離を維持したうえでレストランやカフェの営業再開が許可されます。さらに結婚式は10名、屋内葬儀は20名、屋外葬儀は30名とする参加人数の制限が設けられ、遵守することを条件に実施が認められます。

ベレジクリアン州首相は「これらの規制緩和の導入は我々が向かうべき方向に進んでいる証明ではあるが、ウイルスに対する警戒は我々全員が維持し続けなくてはならない」と発言。新規の感染症例が減少しているのは確かだが依然として新型コロナウイルスの脅威は無視できないと述べ、「現状に満足して危機感が弱まるとウイルスの感染再拡大に繋がりかねない。現在ニューサウスウェールズ州は感染を抑えることに成功しているため、引き続き対策を続けたい」と改めて市民に対して協力を呼びかけました。

同州の保健大臣であるブラッド・ハザード氏も同様の見解を発表。「規制の緩和によって我々は感染拡大前の生活を取り戻しつつあるが、社会的距離を維持し続けなければすぐに崩壊してしまうだろう」と州首相と共に危機感を示し、引き続き市民に対し警戒を呼びかけています。

参考元 : aap
https://www.aap.com.au/no-hugs-or-kisses-when-visiting-nsw-mums/