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オーストラリアを代表する鳥の一種”アカオクロオウム”に新たな亜種が発見されました。アカオクロオウムはオーストラリア全土に生息する胴体の黒い鳥で、オスは赤、メスはオレンジ色の鮮やかな尾を持ちます。これまでアカオクロオウムはくちばしの形や大きさ等外見の違いによって5つの亜種に分類されてきましたが、遺伝子レベルでの裏付けがないため厳密な調査に踏み切りました。
調査はオーストラリア博物館、シドニー大学、オーストラリア連邦科学産業研究機構、エディンバラ大学の共同で実施。各分野の専門家たちによる大規模な遺伝子レベルの調査が行われました。その結果、西オーストラリア州に生息する個体群がアカオクロオウムの新種であることが判明。西オーストラリア州に生息するアカオクロオウムは内陸に生息する他の亜種と同様に “Calyptorhynchus banksii samueli” とされていましたが、今回の判明を機に“Calyptorhynchus banksii escondidus”と命名されました。“escondidus”とはポルトガル語で「隠された」という意味を持ちます。外見上の違いでは他の亜種と判別できず、「日常の中に隠れた存在である」という観点から名付けられました。
また、従来は個別の亜種と考えられていたオーストラリア北部に生息するアカオクロオウム2種は遺伝的に差異が見られないことも判明したため、今後は統一するとしています。
調査に参加した研究員のカイル・エワート氏は新種の発見について、「アカオクロオウムの保護における重要な一歩となりました。発見された新たな亜種の生態を引き続き調査し、今後も種の保全活動に尽力します」と語りました。
参考元 : ABC
https://www.abc.net.au/news/2020-05-22/new-subspecies-of-black-cockatoo-discovered-in-wa/12273964
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