オーストラリアの都市部で40年ぶりの積雪

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オーストラリアの都市部で40年ぶりの積雪

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タスマニア州北部最大の都市“ローンセストン”では8月5日に約40年ぶりの積雪が確認されました。
今回の降雪は南極大陸から北上した気団が原因であるとして、気象庁のマシュー・トマス氏は「ローンセストンに積もった雪を最後に見たのは1970年代のことです。これはタスマニア州にとって非常に稀なイベントです」とコメントしています。通常、州内に降る雪は少量であることが多く、ほとんどが雨として観測されます。今回のように都市部で雪が積もるのは珍しいケースであり、ウェザーゾーンの気象学者ベン・ドメンシーノ氏は「タスマニアにとって歴史的な出来事です」と強調しました。
市民は町の積雪に驚き、スキーやスノーボードをしている姿を撮影して多くの人がSNSへ投稿。ツイッターでは「私は61歳になりますが、ローンセストンで雪が積もっているのを見たことがありません」と書き込んだ人もいました。州内のフットボールクラブ“プロスペクトホークス”が雪に覆われたグラウンドで練習している写真は”雪のワンダーランド“と表現されフェイスブック上で話題になるなど、市民は40年ぶりに訪れた雪景色を楽しみました。
また、積雪はタスマニア州のほかビクトリア州でも観測されています。ビクトリア州メルボルンの南西に位置する都市“コーラック”や“パークランド”などの街中でも一晩中雪が降りました。ビクトリア州の都市部で雪が積もるのは約10年ぶりであると発表されており、同州のダンデノン山脈では2008年以来最も多い降雪量が観測されました。

参考元 : yahoo news
https://au.news.yahoo.com/australian-city-covered-in-snow-for-first-time-in-40-years-054651819.html