キャンベラ国際空港 毎週土曜日の閉鎖を決定

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キャンベラ国際空港 毎週土曜日の閉鎖を決定

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キャンベラ国際空港は国境および州境間で実施されている封鎖措置の影響により、毎週土曜日に空港を閉鎖することを決定しました。空港の管理者は新型コロナウイルス流行以前の状況から利用者が99%減少したことを報告。週一回行われる空港の閉鎖は10月頃まで継続される予定です。また、現在キャンベラ国際空港は24時間体制で営業していますが、状況の改善が見られなかった場合は営業時間の短縮を行うことも検討しています。
今回の決定は航空業や観光業に依存する企業に深刻な打撃を与えました。タクシー会社“キャンベラエリートタクシー”のマネージングディレクターであるマーク・ブラムストン氏は「空港の利用者数が劇的に減っているため、我々の仕事は約95%減少しています」とタクシー業界は既に低迷状態であると明らかにしています。かつて空港の到着ゲートは乗客を待つタクシーが長蛇の列をなしていましたが現在は空の状態が続いており、今後の売り上げは更に下落するだろうとブラムストン氏は語りました。
キャンベラ国際空港のCEOであるスティーブン・バイロン氏は来年4月までに国境が開かれない場合には空港が完全に閉鎖される可能性があると示唆しています。同氏は「航空業界の危機は経営破綻を招き、誰も飛行機を利用することが出来ない状態になってしまいます」と述べ、航空業界再建のために国家計画を立案するよう政府へ求めました。

参考元 : abc news
https://www.abc.net.au/news/2020-08-22/canberra-airport-closing-on-saturdays-as-small-businesses-suffer/12583798