ニューサウスウェールズ州保健局 通勤者へのマスク着用を強く要請

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ニューサウスウェールズ州保健局 通勤者へのマスク着用を強く要請

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ニューサウスウェールズ州では通勤ピーク時のバス利用者から新型コロナウイルスの症例を2件確認しました。同州では公共交通機関でのマスク着用の義務化を望む声が高まっていますが、州政府がマスク着用を義務化する動きは未だありません。

州政府は感染が確認されたバスは8月20日の午後6時8分ピット・ストリート発“X39バス”と報告。該当するバスに乗車していた人は全て濃厚接触者であると見なされ、該当者は新型コロナウイルス検査および14日間の自己隔離が求められました。感染者2名のうち1名は車内でマスクを着用していたとのことですが、もう1名の着用に関しては明らかにされていません。感染者は2名とも同地域に居住しており同じバス停で下車したとのことで、引き続き感染源の調査が行われています。

専門家は通勤者のマスク着用を義務化することでより多くの人が都市部へ移動することが出来ると州政府に主張。またシドニー駅の監視カメラ映像から通勤者のマスク着用率は30%と低い数値であることも明らかにしました。ニューサウスウェールズ州保健局は1.5メートルの社会的距離を確保するよう市民に要請していますが、公共交通機関では距離の確保が困難な状況であることを認めています。州保健局は「新型コロナウイルスの感染拡大は続いており、警戒を続ける必要があります」と忠告し、「我々は公共交通機関の利用時はマスクを着用するよう強く勧めます」と声明を発表しました。

参考元 : The Sydney Morning Herald
https://www.smh.com.au/politics/nsw/seven-new-covid-19-cases-in-nsw-as-sydney-cbd-cluster-grows-to-28-20200830-p55qmt.html