オーストラリア政府 入州制限の解除に向けて“ホットスポットルール”の導入を提言

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オーストラリア政府 入州制限の解除に向けて“ホットスポットルール”の導入を提言

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オーストラリア政府は各州で施行されている入州制限の解除に向け、“ホットスポットルール”を導入するよう州政府へ提言しました。本ルールでは3日間で30件以上の新型コロナウイルスの感染を確認した都市を“ホットスポット”に認定。州単位による入州規制を実施する代わりに、立ち入り禁止区域を地域ごとに定めることを目的としています。なお農村部など小規模の町では認定基準を下げ、3日間で9件の感染が確認された段階でホットスポットに認定する予定です。

オーストラリア政府は12月中の入州制限解除を目標としており、スコット・モリソン首相は“ホットスポットルール”の導入に関して、国内全8州のうち西オーストラリア州を除く7州から同意を得たと公表。ルールの実施に向けた具体的な内容については各州政府と共に協議を続けていく方針であると明らかにしました。本案は全州での同意には至りませんでしたが、モリソン首相は各州それぞれの事情があると理解を示したうえで「一部の州から賛同を得ることができなかったとしても、入州制限の解除に向けて歩みを止めることはしたくありません」とコメントしています。

“ホットスポットルール”について唯一賛同しない意思を表明した西オーストラリア州。同州は独自の政策を継続する意向を示しており、オーストラリア政府はそれに同意しました。しかしモリソン首相は「西オーストラリア州がこのルールを導入することがあるのなら、我々はいつでも受け入れる体制です」と述べており、12月のクリスマスまでに国民が自由に移動できるよう今後も調整を続けると語りました。

参考元 : news.com.au
https://www.news.com.au/world/coronavirus/australia/coronavirus-australia-magic-hotspot-numbers-to-reopen-borders-revealed/news-story/aa8a41e8d961fe9838ddfbc97b26a92d