ビクトリア州 メルボルン地域の外出禁止令を解除

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ビクトリア州 メルボルン地域の外出禁止令を解除

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ビクトリア州政府は9月28日にメルボルン地域の外出禁止令を解除しました。今後の緩和計画については新型コロナウイルスの症例数に応じて進行するとしており、10月19日ごろに次の段階へ移行する可能性を示唆しています。

メルボルン地域では居住者を対象に午後9時から翌日5時まで外出禁止令を施行していましたが、同地域で新型コロナウイルスの新規感染者数が減少傾向にあることからダニエル・アンドリュース州首相は条令の解除を決定。解除に伴い違反者へ科せられる罰金を約5,000ドルに引き上げることも新たに発表しました。州首相は会見で「予定よりも早く規制緩和に至ったのは喜ばしいことですが、感染の脅威が終息したわけではありません。第二波を打ち破るためにも我々はもうしばらく耐えなければならないでしょう」と施行中であるそのほかの規制措置に引き続き従うよう市民に呼びかけました。

ビクトリア州における直近2週間の平均症例数は22件まで低下しており、目標値とされていた30~50件を大きく下回っています。ビクトリア州の最高保健責任者であるブレット・サットン氏は「以前は一日当たり50~70件の症例が確認されていましたが、ここ数週間で非常に減少しました」とコメントし、外出禁止令の解除を支持する姿勢を示しました。また、オーストラリア政府のスコット・モリソン首相、財務大臣のジョシュ・フライデンバーグ氏、保健相のグレッグ・ハント氏は今回の条令解除を「極めて重要な決定である」と歓迎する共同声明を発表しており、州政府へ今後さらに緩和計画を進行するよう提言しました。

オーストラリア各州での新型コロナウイルスへの対応はこちらのページをご確認ください。

参考元 : The Guardian
https://www.theguardian.com/australia-news/2020/sep/27/melbourne-covid-curfew-ends-and-restrictions-ease-but-victoria-introduces-huge-new-fines