6月10日より観光を目的とした日本入国を条件付きで許可 オーストラリアも対象に

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6月10日より観光を目的とした日本入国を条件付きで許可 オーストラリアも対象に

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【オーストラリア国内の新型コロナウイルス最新情報はこちら】

日本政府は6月10日より、オーストラリアなど感染リスクが低い一部の国と地域からの渡航者を対象に観光目的での入国を再開しました。ただし、対象者は受け入れ先となる旅行代理店による事前登録とビザの取得が必須となり、個人旅行客は引き続き禁止となります。
6月10日より、観光を目的とした入国が認められる要件は以下の通りです。

  • オーストラリアなど“青の国と地域”からの渡航者であること
  • 有効なビザを取得していること
  • 旅行代理店による事前登録を行うこと
  • 日本での治療や入院に備えて民間の医療保険へ加入すること
  • マスク着用など日本国内の感染防止策を遵守すること

2020年3月、日本政府は新型コロナウイルスの防疫を目的として外国籍者の新規入国を禁止する方針を表明。入国は商用や留学目的の方や日本国籍者の近親者など「特段の事情」に該当する方に限られ、観光など不要不急の入国は認められていませんでした。入国制限はワクチンの普及と感染状況の落ち着きを鑑みて段階的に緩和され、2022年6月10日より観光目的の入国を認めると発表。ただし、オーストラリアではビザの発給手続きに1か月程度かかるため、日本へ訪れる観光客の増加が顕著となるのは数か月後となる見込みです。当面は添乗員付きのツアー客のみが対象となり、個人旅行者の入国は今後の感染状況に応じて慎重な判断が行われます。
なお、“青の国と地域”以外からの入国は引き続き商用や留学目的などに限定され、インドやベトナムなど99か国からの渡航者は3回のワクチン接種完了を条件に検査や自己隔離が免除されます。パキスタン、フィジー、アルバニア、シエラレオネ4か国からの渡航者は、これまで通り入国時の検査と指定宿泊施設や自宅での自己隔離が求められます。

厚生労働省は各空港での検疫態勢について、新型コロナウイルス検査が免除される方と必要な方との動線を分け、帰国・入国の手続きがスムーズに行えるよう務めると説明。帰国および入国する方に対し、”My SOS(入国者健康居所確認アプリ)“による事前登録(ファストトラック)を行うよう要請しています。”ファストトラック”とは、入国時における検疫手続きの一部を事前に登録するシステムです。“My SOS”に質問票・誓約書・ワクチン接種証明書・検査証明書を登録することで、帰国・入国時の検疫手続きが簡素化できます。”ファストトラック”は羽田空港・成田国際空港・中部国際空港・関西国際空港・福岡空港を利用する方が対象となります。
政府高官は今後予想される入国者の増加を鑑みて、新たな検疫体制を検討すると説明。迅速かつ適切に対応すると述べました。